2006年09月22日

筑前

遅い夏休みをとって、福岡に行ってきた。九州の地におりたったことがないので、物見遊山に行ってきた。 歴史のある街だけに、見所が結構あって、予想以上に面白かった。
日本史の教科書に必ず写真付きで登場する金印が発見された場所があるとガイドブックに書いてあるので(^_^;)、発見場所である志賀島へ。台風の後で、島(本当は半島)は、桟橋が壊れていたが、なんとか到着。行ってみると、ただの公園。事前にタクシーのうんちゃんに、「行ってもなんもなかよ」と言われてたので、それほどがっかりせず、むしろすがすがしさを感じた(´∀`)。「本物はどこにあるんだろう?」「大泥棒が盗んで、どっかにいっちゃったのでは?」「政府に召上げられて、東京の博物館にあったりして(笑)」などとバカトークをしているうちに妙に気になったので、携帯で検索。そしたら、なんとびっくり、「福岡市立博物館」にあるではないか!!! ガイドブックをよくよく見ると本にもちゃんと書いてある((((;゜Д゜)))
それは行かない手はない。いや、本物を観ずして、ただの公園だけを見て帰ったら末代までの恥。申し開きしようにも、バカボンのパパから拝借して、「これでいいのだ!」と言い張るしかない。
ということで、いざ、本物へ。行くまでもがっかり度合いを想像してわくわくしていた。本物は、展示の最初の方に、あっさりとガラスのケースに展示されていて、見た目は案の定、がっかり。でも、その歴史的背景を知れば知るほど想像力を駆り立てられる。金印に魔力すら感じてくる。
考えてみると、三国志よりも昔に、中国の高い技術で作られ、難破を逃れて日本に辿り着き、江戸時代に偶然畑から発見され、今に至っているわけで、それがそこに存在すること自体、奇跡中の奇跡なわけ。
「漢委奴國王」 、万歳!

P.S.
小作が発見して、地主に見せて、回りまわって、藩主(黒田家)まで行ったらしい。地主は、藩主から銀4枚を貰ったらしいけど、小作はもらったのか??
近代になって、黒田家が福岡市に寄付したらしいが、気前のいい話だ。
この前、黒田家の末裔が、帝国ホテルで結婚式をしてたけど、新しい所帯では、金印を実印登録すればいいのに(´∀`)

写真は ここ >>

Posted by masakichi : 13:09 | コメント (0)